思いを形にする木片は、時に意地悪だ。積み方が甘いと崩れ、ボタン一つでリセットとはいかない。子どもたちは両手で挫折や辛抱を知り、ひらめきに出会う。これを大勢でやるとどうなるか。
这些能将自己心中的设想表现为形状的小木块,有时还挺会作弄人的。堆砌得松松垮垮的话,一会儿就会坍塌,还没有一键复位的功能。在这个过程中,孩子们会通过自己双手来体会失败,懂得忍耐,也会遭遇灵感。那么,如果是许多人一起来玩又会怎样呢?
「積木(つみき)劇場」なる舞台を東京都八王子市で見た。約50人の幼児が、ヒノキの間伐材で作った積み木3万個を好きに積んでいく。立方体など3種だけで、何かの形にするには工夫が要る。高さを欲張って崩したり、人のをうっかり壊したり。気配りや役割分担が自然に生まれるのが面白い。
在东京都八王子市我看了被称作“积木剧场”的舞台。50来名儿童一起根据自己的喜好堆砌着三万块用间伐下的桧树制成的积木。要用这些包括立方体在内的仅有三种形状的木块堆砌出某种形状,可不是那么简单的。因为一味地堆高就会坍塌,别人的一不小心也会造成前功尽弃。因此,在搭建过程中自然而然地就会想到别人,并产生分工合作,十分有趣。
1時間後、赤じゅうたんの上に小さな街ができた。背丈ほどの塔もある。街を大道具に見立てて、女性4人組のXUXU(しゅしゅ)がアカペラで何曲か歌った。声の積み木である。最後に子どもたちが舞台に戻り、街を抱きしめながら崩した。
一小时后,红地毯上出现了一个小小的城市,城中还有一座一人来高的塔。以这个城市为布景,女子四人组合XUXU演唱了好几首无伴奏合唱。这又是一种歌声的积木。{zh1}孩子们回到了他们的舞台上,拥抱了这座城市,并将其拆散。
進行役の荻野雅之さん(62)は山梨県で家具工房を営む傍ら、積み木の体験イベントを各地で開いている。「集団の中で思わぬ化学反応が起こり、おのずと生きる力が身につく。歌との組み合わせは初めてだが、作品が誰かの役に立つ喜びを知ってくれたと思う」
这次活动的举办者荻野雅之先生(62岁)在山梨县开着家具工房,并在各地推广积木体验活动。他说:“集体活动会产生意想不到的化学反应,会自然而然地让孩子们掌握生活的能力。与演唱的组合还是初次尝试,这会让孩子们体会到自己的作品对别人有用的那种喜悦”。
ゲームのように得点や勝ち負けがあるわけではない。楽しむには、木と語らう心の余白が必要だろう。無口な木片を手に取り、己のゆとりを試してみるのもいい。この遊び、大人にも使い道がある。
搭积木不像玩游戏那样有得分,分胜负。要体会到个中乐趣,就一定要有与木块对话的心灵空间。拿起一块块不会说话的小木块,尝试一下自己的可能性,不也乐乎。我觉得这种游戏对于大人也是同样有用的。
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